お客様に貸し出す代車。急な変更があったり、貸出し期間が延長になったりすることは、日常的に起こり得ることだ。
　この代車スケジュール管理をホワイトボードで行うところは多いが、変更のたびに予定を消したり、書き直したりという作業はストレスで、その際にはミスもはっせいしやすくなってしまう。
　それを解消するために、新潟の旭自動車（鍋谷達郎社長）では、代車のスケジュール管理をシステム化した「daisukeくん」（だいすけくん）を開発。パソコンのマウス操作で、いとも簡単にかんりができるようにした。
　自身も中古車販売店を営む鍋谷社長。以前はやはりホワイトボードを使用していたが、「ホワイトボードの管理は、書いたり消したりで、かなり手間と時間が掛かってしまう。それでエクセルやグーグルカレンダーなど、色々なものを試しても使い勝手が悪かったので、自社で専用のシステムを作ってしまおうと、開発した」というのが作成のきっかけだ。
　daisukeくんは、ネット環境があればどこでも利用でき、ＰＣのマウスのドラッグ＆ドロップで予約の入力や、変更が可能。貸出し日が重なっても自動的に振り分けもしてくれる。
　さらに、車種の希望やＥＴＣ付など、お客様の要望も絞込みによって容易に対応。加えてｍ代車の車検時期も表示されるため、代車の車検切れという、うっかりミスも防ぐことが可能だ。
　同社では、このシステムを約2年前に完成させ、代車管理が楽にできることをＨＰやYouTubeで紹介。現在はそれを目にした新車ディーラーや中古車販売店に、システムを提供しているが、あるディーラーからは『代車を効率良く管理し、運用できるので、結果的に代車の数を減らすことができて、経費削減になった』という感謝のメールも届いたそうだ。
「クルマ屋がつくったものなので、きっと皆様の役に立つはず。是非業務効率化につなげてほしい」と鍋谷社長。利用は月額のサブスクで、代車の登録台数に応じて最低月1000円から最高1万円（税別）で利用可能だ。
　なお詳細についてはホームページhttps://www.daisukekun.com/まで。または
​「代車daisukeくん」で検索。